ニュー・スーパーフックガール
マウス操作の爽快フックアクション、ニュー・スーパーフックガールの感想記事です。
ジャンル:アクション 対応機種:PC(フリーゲーム)
ダウンロードページ:https://freegame-mugen.jp/action/game_4501.html
感想
全ての操作をマウスで行うことができ、多種多様なステージをワイヤーアクションとジャンプを駆使して制限時間内に攻略していくアクションゲームです。
操作自体はシンプルなのですが、ワイヤーアクションがなかなか癖のある運動をするので初めは思うように動かせないのですが、慣れてくるとステージを駆け抜けられるようになり、とても爽快感があります。
ステージにはトロッコや触れるとミスになる電流、突風などの無数のギミックが存在します。しかし、決して一本道などではなく、ゴールまで様々なルートが存在し、極めて自由度の高いルート構築が行えるようになっています。
キャラクターやグラフィックは、音楽は全て自作のものらしいのですが、そのどれもが良質で評価が高いです。
主役となる2人の姉妹のキャラ描写が控えめながら凝っていてとてもかわいらしいです。ステージ中に妹が通信してくるのですが、思わず笑ってしまうようなものもあり、攻略をより楽しくしてくれました。
BGMの中では第5ステージで使われていた「サイハテギャラクシー」が私は一番気に入りました。耳にも残りました。
さて、本作を語るうえで最も重要な点はその難易度です。第1、第2ステージではそこまででもないですが、第3ステージから難易度がグッと上昇します。
ミスをしてもすぐ直前のチェックポイントからリスタートすることはできますが、多くのプレイヤーは一度は第3か第4ステージで難所を攻略できずに時間切れを起こしてしまうと思います。その先の第5ステージは宇宙(誇張ナシ)、本当に厳しい地点だと5秒間に5回ミスしたりします。
そういった難所を攻略する手助けとして存在するステージを細かく区分けしたプラクティスモードなどを活用して上達し、ステージをクリアできた時の達成感は非常に素晴らしいものでした。
一応本作ではタイムが計測されるため、タイムアタックももちろん出来るのですが、こちらにはあまり主眼をおかず、ステージ攻略を重視した方がストレスがたまらずに遊ぶことが出来ると思います。
極めてクォリティの高い本作、フリーゲーム大賞2016で大賞を獲得したのも納得の出来でした。歯ごたえのアクションを求めている人にはうってつけの内容ですので是非プレイしてみてください。