秋刀魚のゲームプレイ記

日々プレイしたゲームに対して色々語るブログ(ネタバレは基本含んでおりません)

クラヤミクライン

さくさく濃密ホラーTRPG、クラヤミクラインの紹介・感想記事です。

ジャンル:TRPG

公式ページ:

クラヤミクライン 作品紹介ページ | 富士見書房公式 TRPG ONLINE

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 TRPG

皆さんはTRPGというものをご存知でしょうか?

TRPGとは「テーブルトークロールプレイングゲーム」の略であり、紙やペン、そしてサイコロなどを用いて遊ぶアナログゲームの一種です。

ゲーム機やスマートフォンなどでプレイする一般的なゲームと違い、ゲームに参加する他の人たちと話し合いながら、一つの物語を作っていくというのが大きな特徴となっています。

クトゥルフ神話TRPG」、「ソードワールド」、「シノビガミ」など、さまざまなTRPGがありますが、これらはシステム面の難しさなどで初心者にはなかなかとっつきづらいということがあります。

そういった点を簡略化し、「短時間で濃密なプレイ」を掲げているのが「クラヤミクライン」です。

感想

概要

本作はホラーもののTRPGとなっており、「主人公」たちが正気と狂気の狭間でもがきながら選択を重ね、「怪異」が蠢く「異世界」からの脱出を目指すゲームとなっています。

ホラーものといっても様々なジャンルが存在しますが、「クラヤミクライン」では「メリーさん」や「口裂け女」といった都市伝説系のホラーが主となっています。(もちろんシナリオ次第ですが)

キャラメイク

TRPGでは、ゲームに参加するために自分の分身となるキャラクターを作成することが必要不可欠です。

ただ、このキャラメイク自体がゲームへのある程度の知識が必要とされ、初心者だとどのように作ればよいのだろうかと迷ってしまいやすい点です。

クラヤミクラインのキャラメイクはたった2ステップで構成されており、また各ステップも非常に簡単なものとなっています

  1. 「人生経歴」の決定
  2. 「狂気」の選択

1つ目の「人生経歴」とはそのキャラクターがどのような人生を生きてきたかを表すもので、「職業」、「体験」、「心の闇」の3つからなります。

この決定に使用するのがダイス、すなわちサイコロです。

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10面ダイスを2つ振ると対応した「職業」などが当てはめられます。

つまり、この作業を3回繰り返すだけで「人生経歴」がそのまま決定できるというわけです。

「人生経歴」はそのまま各種能力値、持ち物などにも繋がっているため、これだけでキャラクターの大枠を全て定めることが出来ます。

 2つ目の「狂気」はそのキャラクターが心に秘める裏の側面です。これはルールブックに10種類存在し、その中から好きなものを1つ選択します。

このキャラメイクのお手軽さは大きな利点に感じました。

ゲーム進行

クラヤミクラインのシナリオはカードによって進行していきます。

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これらのカードに状況や描写などが書かれており、これが公開されていく形で進んでいくことになります。

また、シナリオ中選択肢が発生することがあり、この選択によってシナリオが分岐していくゲームブックのようなシステムになっています。

選択肢によってはシナリオをクリアしてもハッピーエンドにいけないことがあったりと、とても大きな要素になっています。

またシナリオ構成が「序章」→「第一章」→「第二章」→「第三章」→「終章」といった形になっており、コンパクトにまとまっているため1シナリオがテンポよく進んでいきます。

この記事を書く前日にルールブックに載っているサンプルシナリオを自分が進行役となってプレイしたのですが、初プレイのプレイヤー3人のところルール説明含めて約1時間でクリアすることができました。

実際にプレイしたときの所感として

  • シナリオ進行をカードで行うため、管理が非常にしやすい。
  • HP、MP等のリソースが「侵蝕」という値に一本化されてるため把握しやすい。

といった点は強く感じました。進行役初心者の方にも管理がしやすいためおススメだと思います。

非常にスムーズにプレイできる本作ですが、かといって内容が薄味かというとそういうわけではありません。

プレイヤーにメリットだけでなくデメリットをもたらす「発狂」、様々な戦略が考えられる「ダイスキープ」、シナリオ最後に行われる運命の「破滅判定」などのシステムによってゲーム体験に深みをもたらしています。

まとめ

「手軽さ」と「奥深さ」を両立させている本作、TRPGに興味があるけれど敷居が高く感じてためらってしまっている人や、手軽に遊べるTRPGを探している人にはお勧めの作品です。